読書の秋
もうすっかり秋ですね、秋といえば読書ですね。
という前振りをしてから今日のブログを書こうと思っていたのですが、今日けっこう暖かいですね。
人生うまくいかないものです。悟りました。
そんなわけで今日は本の紹介です。

『吉祥寺の朝日奈くん』
(中田永一著、祥伝社、2009)
覆面作家中田永一の短編集です。
表題作の『吉祥寺の朝日奈くん』は短編集のいちばん最後、5番目に収録されてます。
あらすじをうまく説明することができればいいのですが、ちょっとそういうのが不得手なので、簡単に言ってしまいますが、吉祥寺に住んでる朝日奈くんと山田真野さんのラブストーリーです。
といっても、甘すぎるわけでもなくお涙頂戴な悲劇的なラストなわけでもなく、恋愛ものが苦手な人でも読めるのではないかなあと思います。
私は大好きです。
舞台が吉祥寺なので、覚えのある店や通りが作中にたくさん出てきて、そういう点でも楽しんで読めます。
リベスト本社と同じビルに入っている献血ルームまで、作中に出てきちゃいます。
これは嬉しいですね。思わず献血したくなります。
とにかくおすすめです。読書の苦手な方も、この機会にぜひ。
そして献血する気になったら尚よしですね。